
学校には、
なぜか昔から語り継がれている不思議な話がある。
誰かが体験したわけでもなく、
はっきりとした証拠もない。
それでも、
多くの人が「知っている」——
それが学校七不思議だ。
今回は、
各地の学校でよく語られてきた
定番の学校七不思議を10個まとめて紹介する。
① トイレの花子さん
夜の学校のトイレで、
決まった個室をノックすると現れるという噂。
名前を呼んではいけない、
決まった手順がある、など
学校ごとに内容が少しずつ違う。
② 音楽室の肖像画
誰もいないはずの音楽室で、
肖像画の目が動く、
視線を感じると言われている。
昼間には何も起きないのが特徴。
③ 動く人体模型
理科室に置かれた人体模型が、
夜になると位置を変えているという話。
朝になると、
元の場所に戻っていることもある。
④ 夜の体育館の足音
消灯後の体育館で、
誰もいないはずなのに足音が聞こえる。
走る音、
ボールの跳ねる音がする、
という噂もある。
⑤ 保健室のベッド
夜の保健室で、
使われていないはずのベッドが
きしむ音を立てるという話。
カーテンの向こうに
誰かいる気配を感じることも。
⑥ 鏡に映る知らない影
トイレや更衣室の鏡に、
自分以外の影が映るという噂。
長く見てはいけない、
と言われることが多い。
⑦ 増える七不思議
七つしかないはずなのに、
いつの間にか八つ目、九つ目が増えている。
誰が言い出したのか分からないのが特徴。
⑧ 数えると増える階段
決まった階段を数えながら上ると、
段数が増えたり減ったりするという話。
最後まで数えてはいけない、
と言われることもある。
⑨ 旧校舎の使われていない教室
立ち入り禁止になった教室から、
夜になると明かりが見えるという噂。
中を確認した人はいない。
⑩ 語られない最後の一つ
七不思議の最後の一つだけ、
誰もはっきり話さない。
知っていると言う人はいても、
内容までは語られないことが多い。
まとめ
学校七不思議は、
どれもはっきりとした正解がない。
- 学校ごとに少しずつ違う
- 内容が変わっていく
- 数が合わないこともある
それでも語り継がれるのは、
学校という場所が
記憶と噂を集めやすい空間
だからなのかもしれない。
もしあなたの学校にも、
ここにない怪談があったなら——
それも、
七不思議の一つなのだろう。








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