昼間の保健室は、
ケガ人や体調不良の生徒が訪れる、どこか安心できる場所だ。
だが、放課後。
校舎が静まり返ったあとに残される保健室は、
昼とはまったく違う表情を見せる。
白いカーテン。
整然と並ぶベッド。
そして、誰もいないはずなのに感じる——視線。
今回は、
「夜の保健室」にまつわる学校の怪談を紹介する。
夜の保健室とは？
保健室は、
学校の中でも特に「生活感」が残る場所だ。
- ベッド
- カーテン
- 体温計や薬品棚
人の気配を感じやすい要素が多く、
夜になると静けさが不自然に強調される。
そのため、
昔から怪談の舞台として語られてきた。
よく語られる夜の保健室の怪談
特に多い噂が、次のようなものだ。
- ベッドのカーテンが揺れる
- 誰もいないのに足音がする
- 白い影が見えた
- 呼ばれた気がして振り返ってしまう
確認しようとすると、
何事もなかったように静まり返るという。
ベッドとカーテンの噂
夜の保健室で、
最も怖いと言われるのがベッド周りだ。
- カーテンの向こうに誰かが立っている
- 寝てはいけないと言われている
- ベッドの下に気配を感じる
特に、
一番奥のベッドには
「近づかないほうがいい」
という噂が残っている学校もある。
なぜ保健室は怖く感じるのか
理由のひとつは、
白くて静かな空間にある。
音が少しでもすると目立ち、
影の動きにも敏感になる。
また、
体調の悪いときや不安な気持ちで訪れる場所だからこそ、
記憶と恐怖が結びつきやすいのかもしれない。
今も残る夜の保健室の話
校舎が建て替えられても、
保健室の怪談は消えにくい。
- 深夜の見回りでカーテンが揺れていた
- 誰もいないのにベッドがきしんだ
- 白衣のような影を見た
それらは、
確かめようとすると消えてしまうという。
まとめ
夜の保健室は、
学校の中でも特に
「入ってはいけない時間帯がある場所」だ。
本当は、
空調や建物のきしみだったのかもしれない。
気のせいだった可能性もある。
それでも、
誰もいない保健室で
カーテンの向こうに気配を感じたなら——
静かに、その場を離れるのが賢明だろう。
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